井上淑彦「FUSE」
(2016.3.28[Mon])
3/25は井上淑彦さんの一周忌にあたります。
26日はFUSEのホームグラウンド横浜「ドルフィ」で、
27日は、井上さんと縁の深い
横浜山手の「ゲーテ座」でコンサートしました。
久しぶりに井上さんの風景画のような3部作も演奏しました。
井上さんを偲び遠くからいらしていただいたお客様、
新生FUSEに期待するお客様、
みんなで井上曲を感じ味わいました。
井上さんがいるような空気感がしました。


福居良さん逝去
(2016.3.17[Thu])
私が20代の頃、
サックスの大友義雄さんに連れられて、
良さんの北海道全道ツアーを回っていました。
以後、札幌へ行くと良さんのお宅やお店に。
いつも「あっ紅さん」と迎え入れてくれて。
いっぱい呑んで、話して、演奏して、
美味しい所に連れていってもらったこと、
振り返っています。
寂しいけれど、
良さんは自分の演奏スタイルと生き方を貫いたピアニスト。
尊敬と感謝を込めて、
ご冥福をお祈りいたします。
『メロードリーム』が聞こえています。
2016 3月 気仙沼
(2016.3.14[Mon])

たくさんの方々と話ができました。
初めて行った「リアスアーク美術館」では、
http://rias-ark.sakura.ne.jp/2/sinsai/
震災当日からの写真や被災物が展示され、
山内宏泰学芸員からの説明は肝に命じたい内容でした。
ピアノのVana Gierig さん、
歌の本田しのぶさん、
そして、今回お世話いただいた気仙沼の尾形和優さん
(写真の帽子のかた)の歌とお話で、
お客様と、心熱くなるコンサートになりました。
お邪魔なのでは?と気にしていたので、
喜んでいただけて嬉しかったです。
MCの常山さんやスタッフの方々にも、
ありがとうございました。
5年です。
地福寺周辺は2年前と大差なく、
しらいみちよさんの花火&コンサートで毎年行っている大谷海岸は、
復旧から取り残されているよう。
所々の盛り土は、
今はまだ無機質で無意味に映ります。
やがてここに家が建ち、
その先の希望へつながるのを待っています。
チグハグで遅い復興に私が苛立ったりしますが、
お会いした方々は、乗り越え、
前向いて踏み出しておられます。
「めげない、にげない、くじけない」
地福寺が発信しているこの復興メッセージは、
私にもハッパかけてくれます。
生きるって「けなげ」なことかも、と思った瞬間、
生あるもの全てが愛おしく感じられました。
月末には、しらいみちよさんが、
鎮魂と希望の桜の植樹に、
東北をまわります。
漁船が増えた港に向かい、
深い悲しみに手を合わせた時、
マザーテレサの言葉、
「大きいことはできません。
小さなことを、大きな愛でするだけです。」が、
頑張っている人達の姿に重なりました。
去年、石巻の商店街で、
復旧写真に添えて、こんな文章が掲載されているのを見つけました。
震災から早い時期に掲示されたものだと思います。
『歩み出すも遥かに遠い道程かな
そんな心境でもありますが
多くのご支援を頂いたみなさま方の善意に応える為にも
一歩一歩前進する勇気と希望を持ちたいと思っております。』
窓には外に向けて貼紙。
『全国からの復興支援、
ありがとうございます』
東北からのお礼の言葉です。
きれいな心はまわりに幸せ広げていく。
そう信じれる今回の気仙沼でした。
お話を聞かせてくださった方々、
笑顔を送ってくださった方々、
美味しいものいっぱい食べたし、
胸いっぱいです。
皆さん、ありがとうございました。
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