お騒がせいたしました。
(2008.2.23[Sat])
昨日取り上げた緊急献血願いメールは、イタズラのようです。新聞に載っています。 お騒がせしました。 ごめんなさい。
悪かったこと: 発信元を確認せずにチェーンメールを掲載し、善意の人達や社会に迷惑をかけたこと。
よかったこと: 命の危うい子供もいなかった? 人の善意は見事につながっている。
早い段階で、医療関係の方々から、別の対応方法を教えていただいたり、疑問視を投げかけるメールもいただいたり、 ネット世界初心者の私ですが、心強く嬉しかった。 知らないところでつながっている、知らないところとつながれる。 だからこそ気をつけないといけない、なんですね? はい! 自分の書く日記も、お騒がせ内容に注意ですね。
昨日今日の日記は、 しばらくしたら削除するかもしれません。 ありがとうございました。 楽しいこと、素敵なことで遊びましょ。
訂正、そしてお詫びとお礼。
(2008.2.22[Fri])
RHマイナスB型の献血願いのリレーメールが来たので、 先程日記に転載いたしました。 皆さんの善意のリレーのおかげで、血液型の人につながったんです。見事です! さっそく発信元メールに記載されていた番号に電話したら「使われていません」。 病院に問い合わせてもノーコメント。 どうしたらよいのか、真偽のほどもわかりませんが、 私に転送してくれた人と相談して、血液センターに任せることにしました。 すぐに動いて下さった皆様に感謝とお詫びを申し上げます。 仮にイタズラだったとしても、 「私達の善意は見事につながっています!」 ありがとう!
(日付が変わる前に、本日2回目の書き換えです) その後、真偽がわからないままなのが残念ですが、 もし本当だったら、その子が助かりますように。 悪意が介在していたのなら、皆さんに迷惑がかかりませんようにと、祈るばかりです。 友人からメールを受け取り、その友人の知人が送信元だとカンチガイしていました。 以後、出所はしっかり確認します。お許し下さい。 協力して下さった方々にもお詫びと感謝をお伝え下さい。 善意のリレーには感謝していますし心強く嬉しいです。 もう一度言わせて! 「私達の善意は見事につながっています!」 ありがとう! 血液型は違いますが、明日献血に行きます!
美味しいライブ!
(2008.2.19[Tue])
今年も新潟「器」での野力奏一(P)とのデュオ。 互いのオリジナル曲や、それぞれのソロも一曲ずつ。 そして、 店内に展示の絵とのコラボレーション。 画家は瀧谷美香さん。 http://artiste.main.jp/takiya/ 昨年暮れの、小松原さつき(Vo)ライブの時、「夜会」と銘打ってさつきさんの友達である瀧谷さんの作品を展示し面白い空間になったので今回も。 ステージから画伯を紹介した後の我々二人の演奏は、展示作品のイメージが音に表れていました。 音楽と絵とお客さんと店のスタッフの気持ちが重なり合い、時間と空間を美しく共有できました。 本番前にマスターに作っていただいた美味しい食事から、すでにスタートしていました。 皆様、美味しいライブをごちそうさまでした。
アフリカ'89話 #2
(2008.2.18[Mon])
アフリカ'89話では、やっぱりゴレ島のことに触れないわけにはいかないです。 セネガルのダカールの沖合にある小さな島です。 奴隷島とも呼ばれる島に、一軒の建物が奴隷の歴史を伝える資料館として保存されていて、 後で知ったのですが(『We are the world』の頃です)、 クインシージョーンズらが保存運営のための資金援助を続けているそうです。 そこへ行った時の日記(89/1/22)。かなりディープな内容なので、遠慮したい方はどうぞパスして下さい。
『「全ての黒人奴隷はこの家に収容された」と門に書かれている。 中に入って間もなく館長の説明が始まった。 1537年から1852年まで奴隷貿易が行われた。 2億1千万人の黒人がここから売られていった。 25%は船に乗るのを拒否して海に飛び込んで死んだ。 ヨーロッパ人がアフリカ内陸の村々の長と組み、黒人の手で黒人を連れて行く(来る)。 鏡、塩、スパイス、ワイン、武器と交換した。 アメリカのプランテーションの労働力として、17,8世紀、ポルトガル・フランスがさかんにやった。 ヨーロッパ人が、アフリカで黒人を連れ、アメリカに売った。 カリビアン達もその中、わりと早い時期に。 子供は歯を見て健康を確かめ、鏡一枚と交換した。 18〜20才の女の子はワイン50リットル1樽。 60kg以下の人を買うことはなかった。 長い航海(自分で船を漕ぐ)に耐えられるような人だけ。 60kg以下の人はこの島で太らしてから売られていった。 ヨルバ(YORUBA)族が最も力強いので人気があった。 ただしヨルバ族の男は労働力としてでなく種馬として売られていった。 この子孫がこんにちオリンピックに出ている人達である。 7kgの重りをつけたチェーンでこの島で暮らした。 音で、動くとすぐわかるから。 家族や同村の者は売られていく国を分けられた。 アフリカは多言語なので、村で分けてしまえば行く先で黒人同士が会っても言葉が通じない。 その国の言葉をすぐ覚えるようになる。』
ものすごいリアルな話だ。 村々から連れてこられた黒人達は、ダカールあるいはアフリカ各地から船でこの島に移される。 そして、ちょうど今僕が歩いてきたように桟橋を歩き、この島で鎖につながれる。 売買はこの建物の中で行われる。 今入った入口から入り、この中庭、(建物は小さい)、3m四方くらいのスペースに立たされ、2階のベランダで商人達が値をつける。 そして値が決まると一階の部屋に入れられる。 懲罰牢もある。 そして海に面して扉があり、ここから出ていき、それぞれの国の船に移される。 長い航海、自ら船を漕ぎ知らない国へ。そして奴隷。 その出口の扉の暗かったこと。 2階の部屋は、いかにも洋館の造り。 きっと商人達はソファもあり、ワインを飲んだりタバコをくゆらせたりしたんだろう。 全ての黒人奴隷は、この家を通り世界中に出ていった。
…言葉もない。 しばらく音も聞こえなくなったまま島を歩いた。 建物は石造り。 ここでもブーゲンビリアの花、そしてバウバブの木。 …(略)… 走る子供達。おばさん達の井戸端会議。 この島にも今は普通の生活がある。 横道に女性と子供2人が座っていて写真を撮れとジェスチャー。 女性に近寄り、「お金持ってない。あげるものない。タバコしかない」 通じない英語で言った。 タルさんが僕を見つけ「親戚のおばさん?」なんて言ってくる。 タルさんが通訳してくれた。 「写真撮って欲しいそうだよ。 お金?そんなのいらないそうだよ」。 お金目当てかとうたぐったことを申し訳なく思った。 I・F・ルーさん。 住所はセネガル、ゴレ島、ピューイッツ通り。 世界中の黒人奴隷のルーツの島に、僕は日本へ帰ったら手紙を書くことになる。』
(写真コーナーに載せてあります。 崖っぷちに座っている写真もゴレ島です。 奴隷達が飛び込んだ場所です。 そして、 下の写真が、資料館の建物を入口方向から撮影したもの。 奴隷達はもう少し前へ進んで中庭に立たされ、 2階のバルコニーから商人達が値をつける。 値が決まると奴隷は一階の暗い牢屋に。 正面に長四角に明るく見えるのは海です。 このドアから船に乗せられ見知らぬ国へと。 悲しい写真ですが、史実です。
カバさんが危ない!
(2008.2.16[Sat])
急遽、カバさん話をしなくてはならなくなりました! 野性のカバさんに会ったのはケニアのマサイマラでです。(89/2/3) HPの写真コーナーに掲載のキリンさん達もマサイマラで撮ったんです。 下のモンキー写真も。 赤茶けた色の川にカバの群れ。 この川で誰からも餌もらわずに自活してるんだよなぁ、と思ったら涙出てきまして。 私達が川に近寄り過ぎたせいでしょうか、 対岸にいたカバのオスが(たぶんオスでしょう)、 メスのカバをかばって(シャレではありません)、 こちらに泳いで来て、 危ない予感がしたのでゆっくり逃げ腰の私達でしたが、 カバはこちら側の陸に上がったとたんに走り始め、 うわぁ速い!走るの速い! 慌てて私達も猛ダッシュ!
今日(2/16)の毎日新聞夕刊9面にマサイマラの記事が :「ケニアの野性動物助けて」 大統領選後の暴動で観光客が激減し、マサイマラ国立保護区で野性動物を密猟から守ってきた地元NGOが運営の危機に陥っている。 観光客の入園料で賄っていた保護監視員らへの給料が払えなくなったため。 人類学者で元ケニア野性生物公社総裁のリチャードリーキー氏や現地で活動する日本人獣医師らが支援を呼びかけている。 家畜のワクチン接種に取り組む獣医師、滝田明日香さんが日本での募金窓口を開設した。 募金先は郵便振替口座「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」 口座番号00100・0・667889。
朝刊の6面にもアフリカ記事: 『大国「資源」にらみ続々アフリカ詣で』
やめてよね! 奴隷の次は資源かよ。 ひどいことしないでね! お願いしますよ。 カバさんが危ない! キリンさん達も!
滝田明日香さんのサイト。http://www.asukafrica.com 今のアフリカがわかります。
アフリカ'89
(2008.2.15[Fri])
アフリカ'89話を紅日記でも!という要望が。 長くなりますよ〜〜 空気が伝わるかどうかわかりませんが、 体内時計がゆっくりになり始め、四角かった私が丸くなっていく編です。 (カバに追いかけられた話はまたいつか!)
アフリカに着いて3日目の日記にすでに: 『時間は人とは無関係に動いている。 太陽がのぼり、おちるのと同じ。 どちらかというと太陽の持ち物であり、人の持ち物ではない時間を、人の生活を仕切るために使おうと思ったのが間違い。 のぼるのを待ち、のぼったことを感謝する。 会えることを感謝し、喜ぶ、それだけ。 相手が見えてきただけで、こんなにワクワクしたっけ。 人が会えるって、こんなに奇跡的で感動的なことだったんだ! 互いが分刻みの予定表で動いている日本の方が、実は会うのがもっと難しいのかもしれない』。
その2日後の日記: 『今日は海辺のディスコ「キリマンジャロ」にユッス―・ンドゥールが出る予定だそう。 こちらでは、予定というのは「出るみたいだよ」という情報にみんなが集まる程度だそう。 ユッスーが来なくてもともと、来たらゴキゲン、そういう感覚だそうだ。 そういえば、飛行機も時刻表はあるが、その日のうちに飛べばいいそうでして。 載りきらない荷物はその場に置いて離陸しちゃう。 抗議をすると、 「だって載らなかったんだもの、しょうがない。」』
こんなスピード感記述も: 『どうも運転のスピードにムラがあると思い腹を立てていたが、理由がわかった。 私がカメラを構えると運転手が気を使いスピードをおとしているのだ。 なんという心づかい』。
旅も半ばを越えたタンザニアで: 『こちらに住んでるA子さんから話を聞いた。 …なにしろこの暑さ、みんな動かない。 でも人は良い。 独立も血を流さず勝ち取ったことを誇りとしている。 貧富の差がない。 みんな貧乏。でも食べ物はある。 怒りを持たない。 ちょっとは怒りでも持てばもうちょっと発展すると思うが、持たない。 明日のことはひ孫がすることみたいに思ってる。 だからこそ国の政治を掌る人間は社会主義をとった。 でも社会主義は人々に根付かないし、逆に人々の生活を壊したところもある。 …(途中省略)… でも人が良すぎて怒りは持たない。 だから社会主義も発展しない。 私:「いいじゃない発展しなくったって。 食べ物あるんだし何も困らないんだから。 このまま昼寝してれば」 そう思う、そう願う。 今でも呪術医に頼ることが多いという。 長老が神のお告げを受ける儀式。 米と水と、あと塩だったかを入れた器を前に儀式をしていたら、アルマジロが出て来て水を飲んだ。 アルマジロだって暑いから水でも飲もうかっていう気になるじゃない? でもそのおかげで、今年は雨が降るぞと新聞の一面にアルマジロが写真入りで扱われていた。 そんなことが新聞のトッブになっちゃう信じられない世界、とA子さん。 でも実際大雨になったそう。 歓声をあげ膝をたたいて大喜びの私。』
『急にバスはエンスト。 何度もセルを回す運転手。 バッテリーあがっちゃうから暫く待とうよ、とみんな口にする。 彼は今度はエンジンに水をかける。そしてセル。かからない。 「待とうよ」とみんな。 みんなで外に出る。めちゃくちゃ暑い。 僕はさっき買ったばかりのカリンバ(親指ピアノ)を弾く。 みんな慌ててない。 運転手セルを回す、かからない。 「待とうよ」と僕達。 それでも焦る運転手。 「しようがない、押し駆けするか」 みんなで車を押す。 何回かやったがかからない。 そこへちょうど別行動していたスタッフの車。 みんなで再会を祝う。 全員でもう数回押し駆け…』
なんだか、ゆる〜い時間の流れ、伝わります? 路肩でカリンバ弾いてる姿は、写真コーナーに載ってます。 時間に追われないぶん、回り道も寄り道も立ち止まった時も全部五感で感じていた。 何一つ慌てなかったのに、やりたいことはいっぱい出来た。 子供の頃って、そうやって毎日過ごしていたんだろうなと思う。 ところで何するはずだったんだっけ?あっそうか。 よし、しよう。 で、また寄り道する。 アフリカの長かった一日。それが40日も!
アフリカ特集
(2008.2.10[Sun])
1月のハイビジョンはアフリカ特集でしたので、 私も1月の紅日記にアフリカ話を書くつもりでおりましたが…。 野性のカバに追いかけられた体験のある人間は、そう滅多にいないはずで。 アフリカには3回。 古い話になりますが、初回の平成元年「赤道付近6ケ国40日間の旅」がインパクトもあり感動でした。 話し始めると長くて、 トークライブを2日間、計5時間話したのにまだ話し足りなかったという経験もあります。 盛り沢山の感動を忘れないようにと日々メモ程度の記録をつけていたのですが、ノート一冊では足りなくなったほどです。 なので、それらを紅日記に書いていったら40日は要しますね。(笑) ジャズエイドというテレビの催しで武道館で演奏した時のこと、 私がアフリカから帰国したばかりという情報を局の人が聞き付けてインタビューに来たんですが、結局放送されませんでした(苦笑)。 テレビ的にはエイド番組ですから悲惨話が欲しかったのに、 私、感動や素敵な出会いの数々を熱く熱く語りました。 インタビューアーが何度か暗い面に話題を振ったのですが、 「いや、でも、こんなに素敵な明るい面があったんです、…」 私、素敵話に戻していましたから。 空気を読めなかった私がイケなかったんですが、 私は今でも、テレビ局が私の空気を読めなかったと思っています。(笑) もちろんアジア・アフリカやいくつかの国で悲劇を目の当たりにしたこともあります。悲しみはこの日本にもあります。 でも、この時のアフリカ旅行では、私はアフリカから元気をもらい、何かから解放されたんです。 出会った人達や動物さんや物事、全てに感謝でした。 今思い出すだけで、自分の中に力がみなぎり、 そして、余計な力が抜けていきます。 写真コーナーに追加した時にでも、思い出話を綴ることにしますね。
言い訳?
(2008.2.9[Sat])
妙な説があって、 ミュージシャンは目覚ましの音では起きないが、部屋が明るくなると目を覚ます。 画家は部屋が明るくなっても目を覚まさないが、目覚ましの音では起きる。 どうなんでしょうね?
音楽家には、聞きたくない音を聞かなかったことにする能力があり、 画家には、見たくない明かりをシャットアウトする能力に長けているから、というのがその説の根拠なのですが。 真偽のほどは定かではありませんが、 これって『トリビアの種』? ちなみに、私は、 目覚ましの音にも部屋の明るさにもめげずに寝続けることができます。 それはきっと、 私が音楽的才能にも画才にも恵まれているからだと思われます。 (ニコッ)
3月はデュオとfus(フス)!
(2008.2.3[Sun])
3月のスケジュールがアップされましたが、凄いことになってます。 日数も多いですが、内容も。 いろんな名手とのデュオが3月に集中しました! ピアノの田中信正(11日)、野力奏一(26日)、 ギターの中牟礼貞則(9日)、吉田次郎(12,13日)、山口武(14〜21日) ベースの水橋孝(23日)、 大好きな人達。 私の曲も見事に素敵にしてくれる人達です。 さらに、 井上淑彦(Sax)fuseの留守を預かる残りの3人による「fus(フス)」のライブも(5,28日)やります! 盛りだくさんの3月ライブ。それぞれが面白い! どれを選ぶか、大変でしょ? 2月の紅バンドは、7日ドルフィ。 紅セッションは25日GHナインです。
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