坂井紅介/Benisuke Sakai
2010年06月
いるもんだぁ〜  (2010.6.20[Sun])

片倉真由子さん(p)と共演しました。

彼女を聴いた私の友人達が、
口々に「いい!」を連発するので、
一度聞きたいと思い、
チェックしていたのですが、
タイミングが合わず、

小岩「コチ」のマスターにお願いして、
いきなりブックしてもらいました。

コチや、
横浜ドルフィや、
関内カンマチや、
無くなっちゃったけど、上野のGHナインとか、
こちらのお願いを、
リスクもあるでしょうに、
「いいですね〜、うちでやりましょう」
そう言ってもらえる所があるのは、
ありがたいことです。


そして、片倉さんは、

評判に違わず、いい!

大きさを感じるピアニストでした。

ゴリゴリのジャズロードを、
まるで小さい頃から日々の散歩コースにしていたかのような、
自然さと逞しさがあります。

美しい旋律も持っています。

ジャズ娘に煽られて必死こいてる私もありましたが、
躍動感の中で、
気持ちよさと手応えを得ました。

巨星ハンク・ジョーンズさんと同様の、
共演者の音を聴いて対話することのできる
ビッグイヤーとハートを持った人。

「いるもんだぁ〜」

誰もが一目置く、楽しみですね。

なんだか、とっても嬉しくなりました。


そして、今日は、
友人が関わっているミュージカルを観に千住へ。

筑後市民ミュージカル
「彼方へ、流れの彼方へ」。

知ってる地名や、
歩いたことのある場所が出てきたり、

歴史が題材ですが、身近な仕上りです。

感動のフィナーレ、

きっと終演後、みんな抱き合い、
乾杯が美味しいんだろうなぁ、
と想像していたら、

出演者のほとんどは九州へトンボ帰りだそうで。

総勢140名の大所帯。

土地へ戻って、美味しいお酒をどうぞ。

よく創ってある作品です。
築後市以外での公演は初だそうで、
次はニューヨーク公演?
各自の夢やみんなの信頼感、
いいもんですね。


さて私は、
ちょっと休んでから、
夜は高田馬場ホットハウスで、
土岐英史(sax)トリオ。
井上功一(ds)と。

信頼感タップリで冒険します。

そう、
今日の日記に登場した人や店のマスターやママさん、
お客さんも、

みんな「冒険者」に見えてきました。
ロマンがあります。
ロマンチストです。


決まりました! いよいよです!  (2010.6.15[Tue])

ジャーン!


パンパカパーン!!


「井上淑彦 fuse」、
再始動、決定しましたぁー!!!


10月17日(日曜)、
横浜ドルフィーです。

未来は明るいです!


やります、僕達、


でも、気張り過ぎず、


絶対いいです!


そして、


来年年明けに、
ドルフィで、

数日間、

fuseライブをやっちゃうぞー!!!


詳細は、リーダーからの正式発表を待ちますが、

私の個人的予想としては、
1月7、8、9日とか、いかがでしょう?

きっと、

いい年になります!

「井上淑彦 fuse」、
再始動、決定です!

10月17日(日曜)、
横浜ドルフィーです。


「The Force」ツアー  (2010.6.11[Fri])

村上ポンタ秀一(ds)プロデュースによる、
山下洋輔(p)、天田透(Bfl)、坂井紅介(b)、
「The Force」ツアー、
周わってきました。

ポン・山・紅の三人は、
定期的に新宿白龍館で演奏していますが、
そこに遊びに来てくれた天田さん、

普通のサイズのフルートの他に、
アルトやコントラバスフルート。

巨大過ぎて、楽器に見えません。

水道管?

ステージ上のオブジェのようです。

音や表現は驚き!

私は、ベースの表現に新たなヒントをもらいました。

あまりに面白かったので、
「では四人でまたすぐ!」
という話になり、
ポンタさんがツアーを組んでくれました。

いやあ、楽しかった!

山下さんの以前のレパートリーに、
落語の早口言葉にメロディーを付けてしまった、
「じゅげむ」という曲があるんですが、
それや、
天田さんの「ho-ho-、ほーたる来い」みたいな曲や、
「デスモスチルス」とか。
ポンタさん選曲で構成。

天田さん、
(「てんだ」さんと読みます。
ポンタさんの譜面ケースには、
「何言っテンダ譜面」と書いてありました。)

ドイツ在住で、
博学珍知識で、山下さんとは話が弾むようで、

演奏が楽しかったこともあり、
酒宴も盛り上がりました。

昨今の日本に蔓延る、
「・・・の思い」という曖昧な表現を許さず、
毎朝、新聞をチェックしては頭をかかえているという二人、

「政治も殺人事件も、
あの言葉の多用で、
全てメロドラマになってしまっている。
日本は[思い星人]に侵略されている」そうです。

「僕は防衛隊として闘う!」そうです。

今回のツアーは、
酒や魚の美味しいところを周りましたから、
酒は進むは、議論も白熱、

各国音楽や文化の成立に関しても珍説が多々生まれ、
ほんとに、
「何言ってんだ⁈」???

毎夜生まれる新説が、
翌日のステージに反映されたり、

驚き、桃ノ木、・・・。

私のiPhone辞書が、これほど役立つとは思っていなかったし、
(ん? この場合の「思い」は使用可か?)

演奏曲目を辞書で引いて考察するなんて作業は、
かなり珍しい。

お客様、主催スタッフの方々、
ありがとうございました。

あんまり楽しかったので、
「またすぐ演ろう!」だそうです。

いろんな意味で、目の回るツアー、

今度はどこに行くのでしょう?


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