坂井紅介/Benisuke Sakai
2010年10月
満員御礼  (2010.10.21[Thu])

井上淑彦「fuse」の三年ぶり復活
atドルフィ。

佐野智英子CD発売
atボディ&ソウル。

海老沢一博「keep going 」CD発売
at太田区民プラザ。

全て、超超満席!
嬉しいー!

この時代、
お店も喜んでもらえるのは、
ほんとに嬉しいー!

たくさん来てくれて、
ありがとう!ありがとう!

CDもたくさん売れましたー

海老沢バンドは、
メンバー全員、長テーブルでサイン会。

皆、忙しくて、
おつかれ会も年内催せませんが、

さらなる前進を目指し、
楽屋で一本締め。


fuse も keep going も土岐英史バンドも、
やっぱり、レギュラーって、
乗り越えた分だけ、結束が強くなるものなんですね。

確実に、
「一人ではない」実感。

互いのリスペクトが、
わが身を磨く底力を与えてくれます。

リーダーに感謝。
仲間に感謝、スタッフに感謝。
お客様に感謝。
そして、
本当に支え育ててくれているお店に感謝。

感謝、感謝、感謝、感謝。
ありがとうございます!!!


しらいみちよ「源氏物語 花の章」  (2010.10.7[Thu])

しらいみちよさんのレコーディングで、
山梨のスタジオに入っていました。

今回の題材は、
「源氏物語」。

数年前から取り組んでいることは、
本人から伺っていました。

前もって送っていただいたデモが、
すでに丁寧にしっかり作り上げてあり、

彼女の魂が、そこにありました。



いつもながらの彼女のスタッフの笑顔に迎えられ、

鮪や地の野菜のおもてなし。

終わってからは、
蕎麦や天麩羅とか。

にごり酒も美味しかったなぁ。
ブドウも!

まずは、一曲も録り始めずに、酒肴。

いえいえ、レコーディングのコンセプトとか、
ちゃんと語らいました。笑。

先日の紅日記で案内した、
書家の紫舟さんと鉄骨アートの徳持耕一郎のコラボ展とかも話題になり、

紙に書かれる書を、
鉄骨にしたり、映像に取り込んで動かしたり。

鉄骨になった文字は強度を得て、

海辺や風のある風景、
天井から吊るしたり、
雨にも強い「書」なわけですね、

展示空間が広がりました。

室内でライトを当てると、
壁にできる影が「書」として甦ります。

落ち葉のように舞う文字群の映像とか、

新しい表現世界は、
今回のレコーディングにも、
一つ可能性を示唆してくれました。

緑に囲まれたレコーディングは、
ゆっくりと悠久の時間を伝えるように進み、

時にデジタルな緊張を伴ないながら。


かなわない曲、というか、
扉が開かない曲って、
あります。

もちろん、
どんな曲も、なまはんかな気持ちで臨むと、
こちらが生きている意味を失います。

通常は、
演ってみて、
何度かのリハーサルで決まったり、
そのままテイクワンがOKになったり。

アレンジが強固でないかぎり、
自由な場面では、
とにかく音出してみよう!が手っ取り早いです。

手探りの、
暗黒の、見えない世界に、
一つ、一つと音を出していく作業も快感があります。

素敵なものは生まれます。
各人の心の中は純粋です。
振動は共振し、鼓動は高なり、
天からの授かりものを全員が感じる瞬間もあります。


でも、

出発地点で、恵みを受ける心得を要する曲もあるんです。

産みの苦しみ?

まるで、
これから先を歩いていける力があるかどうか、
出発前に試されているような。

こういう、目の前に道無し、みたいな時間帯も好きで、

作曲の時とかに、よくあります。

何度も演奏してきた曲であっても、
あるんですよ。

しらいさんの曲には、時たま、
このての難曲があります。ニコッ。



きれいな山のホテルの朝は、
空気も光も美味しくて、
鳥や風の声は、
かたくなな心を癒してくれます。

こういう環境、
たまには必要ですね。

きっと、私達の体も自然の一部だから、
当たり前に欲するんでしょうね。

山をちょっと下りてスタジオに入るとコーヒーの香り。
2日目が活気づきます。



さて、出来上がりはいかに?

来週、また山梨に行きます。

11月25日、27日のコンサートに間に合うか?



今月は「レコ発」月になりました。

佐野智英子さんのCD発売ライブが、
20日に青山「ボディ&ソウル」で。

21日は大田区民プラザで、
海老沢一博「Keep Going」のCD発売コンサートです。


ハンク・ジョーンズさんの追悼CD、
「The Memorial of HANK JONES」が出ています。

ビッグネームと並んで、
私も、あの、グレートジャズトリオの一員になって、
これまでの未発表テイクが2曲収録されています。

そう、
しらいさんも、ハンクさんと共演経験があり、
その際、ハンクさんから、
「みちよ、日本のジャズって、どういうものだい?」
と尋ねられ、
それからご自分の音楽を見つめ直したと
MCで語られていました。

来週、山梨へ行ったら、
そのへんのことを聞いてから
録音をスタートしてみようかな。

ハンクさんに聞かせてあげたいな。



いろんなレコーディングに参加。
ありかたい話です。
ツアーやライブも。
アマチュア時代のバンド練習とか。
支えてくれた人や店。

思い出すといろいろ甦ります。

作品は成果ですが、
関わった人と作業が宝です。

個性の輝き、生き様。

道なき自由な世界を案内できる、
天得の職人たち。

思い出せば、すべきことが見えてきます。
勇気と元気をもらえます。
夢は続きます。

感謝。


そして皆さん、
いつも読んでくれて、ありがとう。


「夢先案内人」

聞き覚えのある言葉。


Powered by HL-imgdiary Ver.3.00 Beta