坂井紅介/Benisuke Sakai
2008年07月
越智順子さん  (2008.7.27[Sun])

ヴォーカルの越智順子さんが、
27日に永眠されました。

ご冥福をお祈りいたします。

まだ若いのに、
残念です。

合掌。

越智順子さんのHP
http://www.junko-box.com/


鉄筋アート  (2008.7.23[Wed])

紅日記で以前紹介した、
鉄筋アートの徳持耕一郎が、
http://www.hal.ne.jp/saurs/index.html
今、東京と横浜で展示会をやっています。

東京は、
銀座「伊東屋」さんで、
23〜27日。
http://www.ito-ya.co.jp/store/ito-ya1_f8.html

本人は、
23〜25日の
10:30〜16:00ごろは会場にいて、
その後は横浜会場へ向かう予定。
26、27日は、
昼から横浜会場に。

横浜は
22日から27日まで、
ランドマークホールの
エントランスに作品を並べるそうです。
「ハーレムジャズ」
というコンサートをやっている会場なので、
夜や昼コンサートのある時間帯は、
コンサートチケットを買って
徳持作品を見ることになりますが、
コンサートに使用していない時間帯は、
ホールスタッフに言うと、
展示作品だけを見れるそうです。

不完全なご案内で、
申し訳ございませんが、
いっぱい持ってきてるようなので、
楽しみです!


音楽家、あれこれ…。  (2008.7.17[Thu])

元気ですよ〜!

お元気ですか〜?

メモリアル三人衆を書き終えたら、
何となく、
気分が思い出述懐から、
前へ、未来へと、
動いていて。

まあ、

これから先に来る時間よりも、
これまで過ごした時間の方が
長いわけですが。

そりゃあ、
思い出の量は
若い人の倍あります。(笑)

キューバ話は書くお約束でしたから、
真夏にでも書きましょう。

この先、人生は未知数、

いきなり急変して、
大金持ちになる可能性は?

宝くじが当たる確率程度
しかないけれど、

まだまだ、
ワクワクする世界は、
たくさんあります。

とくに音楽!

運動能力は、
若い頃より落ちているわけですが、
物の感じ方、
捉え方、
表現したい世界は、
数段、
広く深く確かなものになっているはず。
(と信じたい。笑)

若い頃に感じなかったであろう、
感動や感激は増えています。
(些細なことにも感動しやすい、
打たれ弱い、
コタエやすい体には
なっています。笑)

「箸が転げてもオカシイ年頃」
が「若さ」ならば、

「箸がテーブルから落ちたのを見て、
人生の悲哀を感じる」
ようになったら、
もう大人も後半戦です。

(以前、
テーブルから1本落ちた箸を拾おうとして、
さらに、
もう1本の方も落としてしまった状況を、
軽く、
「夫婦心中」(めおとしんじゅう)、
と呟いたギタリストがいました。)

素敵!素晴らしい!面白い!大切!…
感じる対象と表現力が、
若い頃とは随分違ってきました。
たぶんに、
若い者に負けないぞ〜的な、
負けず嫌いな発言ではありますが。

体力や容姿や
収入や名声を基準にすると、
いつかはピークを迎え、
そこから先は、
「昔はよかった」
ということになるのだろうけれど、
質とか内容を尺度にすると、
音楽ほど、
やればやるほど、いろいろ感じられ、
面白くなってきたものはありません。

きっと、この先も、
ある程度の運動能力を維持できれば、
ずっと、
さらに上、もっと上を目指していける。

(何かを読んで、
そう感じたのですが、
何だったのか覚えていなくて。)



(話はガラッと変わります!)

でも、
ここのところ出会う若者達は素敵です。

昨日は、
地元、横浜国大の、
ジャズ研の人達に会ったけれど、
素直だし、
熱意をあらわしてるし、

一昨日に荒れていた私なんかより、

ずっと人間がデキていて、

純に高貴に輝いていて、

別れてからも
爽やかな気分が続いていたので、

思わずこっちの気持ちまでキラキラしちゃって、

家まで1時間、

ひと山越えて、
歩いちゃったぁ〜!


・--・--・--・--・--・--・


10月に、
クリストファー・クロスChristopher Cross(Vo,G)の、
ビルボード日本ツアーの声がかかりました。
メンバーは、
私以外は全員アメリカから来ます。

もう、オファーのメール解読から大変〜!
返事は?
どう書く?

早速、本屋へ行き、
ネイティブ・イングリッシュの本を買ってきましたぁ。

彼のツアーの後に、
吉田次郎(G)さんのNYバンドのツアーが、
11月まで続いていて、
当然、こちらのバンド内も英会話、
それも、
「フ×ッキン」なんとかって、
必ず「ファ×キン」がつくヤツ、
NY訛りで、
しかも早口〜!

9月10日は、
ハンクジョーンズ(P)Hank Jonesさんと、
東京コットンクラブ。

なので、
この機会に、
ネイティブに挑戦してみよう!
なんて。

ある人に言われた、
「紅介さん、すごいですね〜、
ジョー・ヘンダーソン(Ts)Joe Henderson、
ハービー・ハンコック(P)Herbie Hancock、
ハンク・ジョーンズ(P)Hank Jones、
ミッシェル・ルグラン(P,作編曲)Michel Legran、
それに、クリストファー・クロス(Vo,G)Christopher Cross、
グラミー賞アーティスト達が、
みんな、紅介さんをご指名じゃないですかぁ〜」

「なるほど、ふんふん…。」
(ハンコックとは、
2曲共演しただけなんだけど…)

最近の紅日記に、
『小さく生きませんか?』と、
マイナー賛美を書いたばかりなのに、、。

「ふっふっふ…」

「まあ、しょうがない。」

「それに…、

私がグラミー取ったわけではないし…。」


ハンクさん
(のことも書く約束していましたね)も、
素晴らしい、
ジャズの歴史に刻まれる人なのに、
可愛くて、
89才の今も、
(思い出の量は
更に私の倍ですね)
まだまだ上を目差している。

その姿勢は、

昨日会った横浜国大の若者達と変わらない。

(そりゃあ、
音楽性も表現力も大差ありますよ〜!
ジャズ研のみんなも認めるよね〜)

音楽に対する純粋さと探求心。
若い者に負けてるわけがありません!

ハンクさんと同じように、

若い者に負けるどころか、
あきらかに勝っている人、

海老沢一博(Ds)〜!

日本のビッグバンド界を
牽引してきた男。

ハンクさんと私の、
間の年齢に位置する人が、
更なる上を見つめて、
バンドを立ち上げました!

カッコイイ〜!
イカスぜ、ベイビー!

すでに何回か
ライブが始まっていますが、

『海老沢一博5』

の活動に注目を!

竹内直(Ts他)、小池修(Ts)、
林正樹(P)、坂井紅介(B)、
海老沢一博(Ds)

海老沢さんの
豊富なアイディアが、
バンドの個性を作り出しています。

是非、
ライブにいらして下さい。

紅バンドも負けられません。


8月から、またツアー・シーズンです。
伊藤君子さん(Vo)バンドや、
山口武(G)デュオ、
土岐英史(As)バンド。

それぞれが、
こだわりと理想を持っている人達。


10月、11月、12月は、
吉田次郎NYバンドの他にも、
土岐さんや、
サンキチポンタユニットで九州、

村上ポ〇タ秀一(Ds)さんや、
井上淑〇(Ts)さんで北海道〜!
(公式発表前なので、
名前を伏せてありますが、
ばればれ?)

旭川・JMIAジュニア・ジャズオーケストラの、
10周年記念コンサートにも行きます。

10年前に中学生だったベースの子が、
今や、
アメリカ留学から帰って来て、
プロへと進む。

みんなスゴイ!
私もスゴ〜イ!

スケジュールにアップしていきますが、

ほらね?

思い出話を書いてる場合じゃ、
なくなってきてるでしょ?

実は、密かに、
佐渡行きも。フフッ。

もう一つ、告知〜、

山口武(G)スーパーカルテットで公開録音した、
NHK-FM「セッション2008」の放送が、

8/3(日)
22:00〜22:55

再放送8/8(金)
10:00〜10:55

山口武(G),古川初穂(P),
坂井紅介(B),平山恵勇(Ds)
ほぼ7年ぶりの集結でしたが、
一瞬にして時を越えました。
チェックしてみて下さい。


先日の紅バンドライブでは、
間際の告知にもかかわらず、
来ていただいたお客様、
ありがとうございました。

暑さ厳しくなってます。
どうぞ、みなさん、
水分と音楽の補給を忘れずに、
ご自愛下さいね。

(写真は、
ハンク・ジョーンズ(P)Hank Jonesさんと。
ハンクさんが、87才の時かな。



スケジュール追加〜!  (2008.7.11[Fri])

ひえ〜ぃ!
大切なスケジュールを
載せるの忘れていました!

7/14(月) 六本木アルフィ0334792037
紅バンドです。
小池修(Sax),
清水えりこ(P),
井上功一(Ds)
でやります。
ぜひ来て下さ〜い!


『パキラとカルーア』  (2008.7.1[Tue])


紹介します!
というか、
紹介されました〜
(ニコッ)

但馬の国、竹野町の、
タムラ工房さんのHPに、
http://www.eonet.ne.jp/~tamurakoubou/index.htm

私の曲「パキラ」が紹介されていました。
(2001,7/8)

故、日野元彦さんへの言葉も載っていたので、
お礼の気持ちを伝えたくなり、
書き込みをしたら、
返事もいただけて。

冒頭の水彩画は、
タムラ氏作品、
『パキラとカルーア』
(2001,7/8)

許可をいただいて掲載しておりますが、
工房HPに行ってみて下さいね。

懐かしく感じる風景画と、
美しい日本語。
恐かったけれど優しくもあった、
学校の先生や近所の大人たち。

誰しもの記憶の中にあったような、
ホッとしちゃう感覚で、
きっと、
時々、寄り道したくなる場所になると思いますよ。


神奈川は海開き。
花火や祭や夏休み、
子供や若者の季節到来です。


今夜の上野GHナイン、
紅バンドのライブに、
高校の時の同級生が何組か来てくれました。
私のHPのスケジュールが、
ちゃんとしたからのようです。(苦笑)

懐かしい名前が話題にのぼったり、

健康や娘や親の介護話が出たり。

竹野町の記憶よりは、
少し上の年代になるのかもしれませんが、
共通して過ごした一年間は、

一番熱く、
感じやすかった年頃です。

その後のそれぞれの37年間?!、
一人一人の人生に重みが加わったけれど、
顔を見ると、
すぐあの頃の〇〇君になります。

「先生を交えてまた会おう!」



残念ながら、GHナインは、
8月いっぱいでお店を閉めちゃいます。
ほんとに残念です。

私は、
ジャズはライブハウスだと思っています。
どの店も故郷のようなものです。
そこで育ちました。

ライブハウスが無くなったら、
私はジャズミュージシャンではなくなります。

コンサートやCD?

それも素敵ですが、

かけだしの頃から
ずっと見守ってくれていたのは、
ジャズクラブのマスターや
ママさん達です。
応えたい。
勝負の場所です。

売上第一のプロモーターや、
レコード会社の方しか向いていないジャズ情報誌の中に、
ジャズは無いです。

ジャズの現場は、ライブハウスで、
お店とミュージシャンとお客さん、
毎晩繰り広げられています。



「小さく生きませんか?
(アハッ、変な言い方〜)

若い人達には、
「夢は大きければ大きいほどいい」
と言っています。

大人の人達、
一旦、小さい所に目を戻しませんか?
ぶはッ!


ジャズクラブも生産地も工房も、
マイナーはマイナーで、個性的に輝いていた時代に、
気分だけでも、戻りませんか?
つまり、
ちょっと落ち着きませんか?


『メガ』や『便利』って、
そんなに必要なこと?

その代償で、
『質』や『こだわり』を捨てちゃっていない?

僕達、
チャントやってきたんですから、
自分の『質』にも誇りを持って、
社会の物事に、
本気でこだわってみませんか?


やがて世界は、
食べ物も水も服も家電も、音楽も?
一社(もしくは数社)の製品だけになっちゃうのかしら?
世界の労働人口のほとんどが、
数社の下請け社員だったりするとか?


『世界は一つ〜』って、
そんな意味ではなかったです。

一つ一つ、
一人一人、
個性の違いを越えて、
敬意を持って集合するための、
『合言葉』
のようなものでした。


メジャーも素晴らしいです。
でも、

地方に自治を!
個人に自負を!

守れ!ふるさとの田畑や海川!
公会堂に能楽堂。

我々は〜、
かけがえのないマイナーを、
支持するぞ〜!
男であるぞ〜!
女であるぞ〜!

本日の絶滅危惧種:
うぐいす、日本産、ジャズクラブ、芸のある芸能人…etc」


今夜はとりとめのない話で。
メインは、
ホッとするサイトの紹介です。
のんびり行きましょう。
夏のスタートです。
風鈴、ちりり〜ん。
すぐに入道雲と蝉の声。


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