佐渡は、
海で島だけれど、
もしかしたら、
「山」
かもしれない。

新潟港から佐渡両津港へ渡る高速船の中で、
佐渡が見えた瞬間に、
そう思いました。

そうです！
私、佐渡へ23日から行ってました！

和太鼓集団「鼓童」の、
「アース・セレブレーション」
フェスティバルも見て、
佐渡金山坑内も見学。
島の中央のくびれている東西と、
西側の北南を、
バスやヒッチハイクで走破！
フェスティバルのこの時期は、
そういう若者も多いそうで。
（私は若者ではありませんが）

東京でお会いした、
ダンサー若林美津枝さんの
スタジオＰＡＬものぞきました。
9月公演のためのリハーサル中。
若い女の子達の、
汗と夢とエネルギー。

ポツンと老楽士一人、
ちょっと照れましたが、
「女子バレーボールの監督ね」
などと妙な言い訳で自分を納得させつつ、
いい時間を過ごさせてもらいました。

素敵なリハーサルで、
みんなのアイディアも出し合ったり。
リーダーの力量と信頼度が伝わってきました。
女の子達の笑顔と笑い声がスタジオ内に満ちて、
私の頬も緩みます。

一瞬、
アフリカのセネガルへ行った時の、
パーカッショングループ、
ドゥドゥ・ニジャエローズさんの家へお邪魔した時を思い出しました。
あの時も、
みんなが笑顔で、
アンサンブルを作っていました。

でも、

似ていたのは、
ニジャエローズさんと女の子達ではなく、

あの時の私と、
今回の私が似ていたのかもしれません。

久しぶりの、
のんびりとした時間、、、

自分の中の回転数も、
ゆっくり回っているのがわかり、

でも、ちょっと、
ウキウキしなから見ていました。

神戸で、
佐藤トモコさんのダンススタジオへお邪魔した時も
そんな感じでしたし、
日本で見て感激したキューバ人ダンサーを、
キューバまで追っかけて、
彼を見ていた時も、
同じような回転数、
というか、振動数、
微振動を心に感じながら、
その場にいました。
音楽を聞きに行く時とは少し違う、
ダンスを見る時特有の、
ゆったりとした回転数ながら、
微細な振動を感じる、
そういう期待感が、
私にはあるようです。

アースセレブレーションを
見終わって城山を下り、
小木港でのいくつかのパフォーマンスを見たり、
出店の食べ物をいただいたり。
集まっている人達の中に、
一癖も二癖もありそうな人間が多そう。

山に篭って、
火起こしから一日を始める生活をしているミュージシャンとも会いました。
近いうちに共演すると感じます。

月を讃える歌踊り。

盆踊りのように、
輪になって踊っていたら、
小雨が時々パラつく厚い雲なのに、

星だって
一つも見えなかったのに、

ほんとに月のところだけ、
雲が晴れて、
横たわるような

「月」

が現れた時には、
歓声と拍手が湧き起こりました。
一番のハイライトでした。


今日、帰りがけに、
スタジオＰＡＬに寄り、
美津枝さんのお母様（ダンサーです）
からも、いいお話を伺えました。
女の子達に混じってスイカ割り。
照れながらも、
男らしさを発揮しようとする自分。
自己再発見？！

佐渡には、
いくつもパワースポットがありそうですが、
ＰＡＬのダンサーの皆さんから、
一番エネルギーをもらいました。
奇しい私を
車に乗せてくれた佐渡の人達も、
ありがとうございました。

島の中央、内陸部に、
「貝塚」
という地名を見つけ、
古代からの歴史を調べて帰りたかったのですが、
船の時間が迫り。

世阿弥のこともあるし、
また来ます。

佐渡で生活している人、
佐渡で制作している人、

触れ合えました。

タイプはまちまちでしたが、
やはり、
土地風土に
根づいている印象は持ちました。

私も浅草の臭いがぷんぷんしますか？

横浜ではなく？

今夜は新潟「器」でライブ。
小松原さつき(Vo)、
小松原崇(G)。

今夜の二人は、
どんな臭いがするのでしょう。（笑）

画家の瀧谷美香さんも来るかな。

お客さんは？お店は？

みんなそれぞれの回転数を持って集まるんですよね？

気持ちよく微振動しそうです。

スタジオＰＡＬ9月公演は、
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/127020/123323
を参照。


（海の写真ではなく、
こんな風景を
佐渡で見かけました。）