坂井紅介/Benisuke Sakai
2008年01月
迎春  (2008.1.7[Mon])

新年、
あけましておめでとうございます。
お正月は皆さんゆっくりできましたか?
今日は七草粥いただきました。
おいしい〜幸せ〜。
迎春、
心に春を迎える時。

昨年リニューアルしたこのHPですが、反響の多さに驚いています。
ご声援いただいたり、心配して下さったり。
(たぶん年末にコゴトオヤジになっていたからだと思いますが)。
ありがとうございます。
筆を持つ手にも力が入ります(実際はメールで打っていますが…)。
適当にのんびりやらせていただきますので、
今年もよろしくお願いいたします。

凧あげ、羽つき、こま回し…
今年やった人います〜?
羽つきは、今でも、失敗すると顔に墨でバツマーク書くのだろうか?
すごいですよね、晴れ着の顔面に黒くバツですよ?
決定的にバツですよね。
書かれた本人も恥ずかしかったけど笑って楽しんでた。
イジメとの違いは、悪意が無かったからでしょうか。

子供の頃の遊びで、もっと決定的で怖かったのは、
「エンガチョ!」。
知ってます?
どうも関東の言い方のようですが。
犬の糞を踏んじゃったりする子がいると、
回りの子は「エンガチョ〜!」と言って囃し立て、
まるでその子が保菌者になったかの如くその子から逃げます。
そう、エンガチョは触られると次から次へ感染するとされているので必死に逃げるんです。
糞を踏んじゃった子も、災難に悲しむ間もなく、
いきなりみんなから「エンガチョ〜!」と囃し立てられるのでパニック状態。
突然仲間はずれにされ逃げられるもんだから、
追いかけてタッチするしか方策がありません。
たった一つ感染から逃れる手段があって、
それは、まだ感染する前に、
親指と人差し指で作った輪を左右の手でチェーン状に組み合わせ、
そこを友人の手刀で切ってもらうと、
「エンガチョ切〜った」と宣言できて、
その後は、保菌者に触られてもエンガチョがウツラナイとされています。
なぜか知らないが、とにかくエンガチョになるのはとても恐ろしいことに感じていたので、
エンガチョ切ってもらうために、走り回る友達を追いかけて涙目になって必死に助けを求めたのを覚えています。
(大笑い〜)
あれは何だったんでしょう?

エンガチョの由来が知りたくて先程調べてみました。
元々、仏教の「因果を切る」説法から生じた遊びのようです。
昔は子供達はよく寺の境内で遊んでいたのでしょうね。
エンガチョ切ってもらった後の安堵感は今でも忘れられないくらいですが、
この遊びの結末がどんなものだったかがよく覚えていないんです。
きっと、エンガチョ切った子が増えちゃうと、もう感染する危険は無くなるので、
逃げ回ったり追いかけたりする必要が無くなり、
遊びは自然終了していたんだと思います。
エンガチョになった子をエンガチョ扱いしたとしても、
先程までの興奮必死な局面はもう回避されちゃったので、
たぶん次の面白い遊びを見つけた瞬間に、
エンガチョ事件は(犬の糞を踏んだことすらも)忘れ消えていたんでしょうね。
エンガチョが翌日まで続くことは有り得なかったです。

初春に七草粥とエンガチョ話、
失礼いたしました。(初笑い)
今年もこんな感じでよろしくお願いします。

墨で顔にバツ。
水で簡単に洗い流せちゃうんですよね。
仕事でミスると墨で顔にバツ。どうですか?流行らせます?
帰宅の電車内に、消し忘れた人がいっぱい。
朝の車内にもバツマークの人が。
きっと家出る前に奥さんにつけられたんでしょう。
『毎日がお正月』は、
仕事始まると難しいかもしれませんが、(笑)
でも時々思い出しましょうね。
そこのあなた!
バツマーク消し忘れてますよ。
いつまでもそんな顔してると、
エンガチョされちゃいますよ〜


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