坂井紅介★紅日記★

坂井紅介/Benisuke Sakai
2009年06月

トリプルベース！　 (2009.6.23[Tue])

至福の時でした。

今夜は、
横浜関内にある「ジャズイズ」で、
ベースの水橋孝さん（写真左）
とベースデュオでした。

開演前から、
ベースの鈴木勲さんがいらしていて、（写真右）
2ndステージから加わって下さいました。

最近、若い人やメディアから、
「ベテラン」、「大御所」
なんて紹介されている私ですが、

今夜のお二方は、
私がプロになる前から
「トップベーシスト」だった大先輩です。

以前からベースデュオが好きで、
多くの方達と共演してきましたが、
実は、今夜のお二人とは、
私はずっと避けていました。（笑）

個性強力なお二人ですし、
ジャズの王道の歴史を築いてきた二人で
恐れ多く。

それが、3年前に、
「私の人生は、ベーシストとして全うしそうだから、
この二人を避けては通れないだろう。
それに、
もしかしたら
共演して下さるかもしれない」と思い、
こちらからお願いしました。

快く受けて下さった二人。

以来、それぞれとデュオをやらさせていただいておりますが
今夜は三人ですよ！！！

白いものが目立つ私が、
まるで青年になったように
跳び上がって喜びました！

ベースをやっていてよかった！
もちろん、その気持ちもありますが、
なにより、
お二方のプレイが素晴らしい！

音楽が素晴らしい！
歌が素晴らしい！
リズムが素晴らしい！
楽器のさばきが素晴らしい！
美しい～！

レジェンドです。
私にとってはミラクルでもあります。

互いにリスペクトもあり、

自己にリアルに前進を続けている。

なんて刺激的なんでしょう！！！

深くて豊かで生き生きした音楽性。

最先端にもアンテナを張りつつ、
「自身」をクリエイトし続けているから、

新鮮で、One & only。

世界のベーシストを探しても、
トップで稀有な二人です。（断言！）

常に前進。
進化続けています。

化け物です！（笑）

いえ、

ケダモノ？
ケモノの直感、スピードですよ。
（誉め言葉です！）

今も進化しています。

ああ、うまく書ききれない。

いいんです。私の宝物ですから。
私の中で、ずっと輝く宝石になるでしょう。
パワーを与えてくれる、
「芸術家」という魔力を持った石です。

補足、
（になるかなぁ？？？）

ネイティブを話せたとしても、
優れた著作物を書けたわけではありません。

ネイティブなフレイズを、流暢に楽器でプレイできたとしても、
それはまだ作品ではありません。

日常会話でアーティスト気分の勘違いな人達。

上のお二方は、

そういう多数とは正反対です。

本物です。
リアルなんです。

王道ですね。

『王様』です。

「光り者」二人です。

感謝。

久しぶり～！！！　 (2009.6.15[Mon])

地元の横浜で、
気になる小店があります。

軽くツマんで飲む、
20人で満席な感じです。

昼も夕方も夜も、
若いお客さんでいっぱいで
（10代20代）、

とても！
オジサン一人で入っていけません。

ていうか、

オジサンが行く店ではないのでしょう。

細い路地を入った、
前を通るたびに、
外装や店内の様子が、
小さくて明るくてオシャレで、

どこか外国で見たことあるのか、

それとも、ただ惹かれるだけなのか、

店先に置かれたお勧めメニューにも惹かれます。

2年前のある時、

深夜で、
客が一人もいなかったのをチャンスに、

入ってみました。

20代前半の店長は
心地よく応対してくれて、
彼の人柄も、彼が作る料理も、
センスがあり心にしみた。

それ以来、
深夜に客のいない時に
利用するようになりました。

その辺りは、
地元の人間が「元横浜」と呼ぶ地区でして、

若い人向けの店や、
川縁には屋台も並ぶが、

オジサマを満足させる
小粋な料理屋や寿司屋、

ちょいと雰囲気よいイタリアン、

半端なく安いが、
めっちゃ旨い焼鳥屋、焼肉屋、

アダルトな焼酎バー、ワインバー、

ギネスの旨いロンドンパブ、等々、

個性ある小店が集まる
ゴールデン地区でして、
店選びに事欠きません。

なのに、
この若い人達のお店も、
お気に入りに。

静岡生まれの店長は、
横浜に引越しても、

「やっぱり富士山の見える部屋に住みたい！」

と決めた日本男子です。

静岡で暮らすお父さんは、
（めったに電話しないそうですが）
私より年下でした。

２,３ヶ月に１回だったのが、

今年の４月から、
月２か３のペースに増えました。

しかも、
時間が少し早まり、
終電ちょい前の時間。

つまり、

まだ店内に
若いお客さんが残っている時間帯！

ちょっとした冒険です。

その時間だと、
20才位の女性スタッフも店で働いていることを知りました。

曜日で代わる彼女達との共通の話題は、

今のところ、
椎名林檎ちゃん話だけです。

店長の彼とは、
男同士の会話ができますが、

20才の女の子とは、、、

でも、
彼女達も、何かと話題を見つけて
話しかけてくれますし、
自分達の夢も語ってくれます。

できる若者達の爽快感、

オジサマ的にもいい気分です。

あっ、
おわかりでしょうが、

恋ではないです。

変ではありますが。

お父さん？
いや、
オジサンしてるのかなぁ。

もしかしたら、

自分の青春時代に
恋しているのかもしれません。

店へ行く時間が、
さらに早くなったりしたら、

また報告します。笑。

そんなこんなで、

日記長期未更新を
ウヤムヤにして書き始めた私、、、

すんませんでしたぁ～！

いろいろあって書ききれない。笑

誕生日もありました！
（お祝い、ありがとう！）

仕事もよくした。

毎年の5月メモリアルも昨日で終了したし、

母の緊急入院もあった。

介護歴20年超。
（さりげなくカミングアウトして通り過ぎる）

なんだかんだで、
忙しかったけれど、

勉強で本も読んだし、
考えもした。

転換期です。

まわりが目まぐるしく変わる時には、
方針変更しない性格なんですけれど。

「急流下りの最中は、
岩にぶつからないことを考え、

流れが緩やかになって
視野が開けてから、
遠く将来を思う」
タイプ。

なかには、
急遽、陸路に変更できちゃう人間もいますけれどね。

以前の転換期は、
頭で考えたり、
心で感じたり。

今回のは、

細胞の一つ一つが
「転換期～」って
合唱してるように感じる。（笑）

肉体転換期？

性転換はいたしません。
（う～ん、オヤジらしいギャグだ）

チェインジでチャンスでナイス！

（オバマっぽい？）

何が変わったかは、

う～ん、
なんだかなぁ、、、って感じ。

まあ、年齢は変わったわけで。

今まで見えなかったものが見えたり、

感じなかったであろうことを
感じられるようになったり、

大きな決断もありました。

深い後悔を思い出したりも。

でも、たぶん、

見えなくなったこともあり、
感激できなくなったことも出てきたわけでしょう。

処分したものが多いのは、
背負う体力が減ったから？

細かく書いていると、
また、スーパー･ロング･ダイアリー。

いつか、また書くかも。

高校の同級生と、
（私の結婚式以来だから、）
26年ぶりに再会して、
朝まで飲み語った。

うん、
互いに年とっていたわけだけれど、
パワー生まれた。

オジサン達の中にある青春、
全然、変わっていないと気づいた。

紅バンド
6月18日（木曜）
横浜ドルフィ0452614542

紅＆田中信正デュオ
6月30日（火曜）
横浜ドルフィ

「大人の青春」します。
ぜひ、お出で下さい。

やっぱり、謝っておこう。
紅日記の更新を、
毎日チェックしてくれた人もいて、

ごめんなさい。

紅も日記も復帰です！
また、よろしくお願いします。

細胞達がウヨウヨ動いています。
ウヒョ～！ヒホハホ！
変身しちゃうかも～！