今日は一息入れて、、
(2008.3.24[Mon])
怒涛のスケジュールも今日はちょっと一息。
吉田次郎(G)、山口武(G)、水橋孝(B)、 個性の違う名手とのデュオシリーズ中盤戦は、 私もいつになく弾きまくり、 名人達のサポートを受け、いろんな自分を出せました。 旅は各地で歓待を受け、 久しぶりに回れた地域では懐かしい顔、顔。 それでもハードスケジュールを考慮し、 酒量は日に日に減らしていったのですが、 ステージもアフターも濃さを増すばかりで、 日記は書けませんでしたね、メンゴ、、。 書き込みをして下さった方々、ありがとうございました。励みにします。
デュオ後半戦は、 26日にピアノの野力奏一と横浜ドルフィ! 先月、新潟「器」でジョイントした画家の瀧谷美香さんから、 野力・坂井デュオ音楽をイメージして製作された絵が完成したそうで、写真に撮って送っていただきました。 かっ、感動です! 大作! 生で見たい! 26日は私達二人、 その作品のイメージを音にするかもしれませんね。
来月は、 久しぶりにギターの秋山一将と紅セッション!(4/20) 紅バンドは、5/4六本木アルフィです!
東京大空襲
(2008.3.10[Mon])
東京大空襲 (1945年3月10日)
母は浅草にいましたから、あの火の中をおばあちゃんの手を引いて逃げています。 母や叔母から聞いた話は凄惨でした。 今年も隅田川で手を合わせるかたは多いでしょう。
作家で『ベ平連』代表だった小田実さんの追悼番組を見ました。 癌の病床で今の日本について語り始めた時、 あまりに今の政治が悲しくて涙し、言葉に詰まっていました。 私は学生運動世代ですから、あの頃に小田さんを知っています。 今日初めて小田さんに「もらい泣き」しました。 彼を政治運動に駆り立てていたものは、雄弁な言葉ではなく、澄んだ心だと感じたから。 そして、悔しさが計り知れなくて。
私は98年と2003年にベトナムへ演奏に行きました。 戦争時代に日本政府は米軍に手を貸していたわけですが、 ベトナムの人達が親日的であったのが少し救われる思いがしました。
身内や友を戦争で亡くした悲しみは、どこの国の人でも同じです。 だから、
戦争反対。
単純です。 単純ではいけませんか?
達人
(2008.3.9[Sun])
今夜は大先輩の中牟礼貞則さん(G)にデュオをお願いしました。 熱さと新しさに満ちたプレイ。 私が「かっこいい」と思える数少ないプレイヤーです。 変な言い方ですが、 格上の空手家と稽古してるような気分。 音楽だから相手してもらえてますが、 これが格闘試合だったら一撃で倒されてます。 柔軟性と瞬発力、 熱い底力は地響きを立てるかと思うと、 音もなく眼前にいる。 枯木の間をすりぬける風のようなカッティングや 雄大な海のハーモニー。 都会のタイミング。 美しい見事な技の数々。 気づいた時には技は過ぎています。 打たれた後に打たれたことに気づく。 ステージ上で何度私は気持ちよく落とされ(気絶させられ)そうになったことか。 充実感…。
気づいたら怒涛の3月スケジュールに突入していました! ライブの他にも舞踏とのコラボ曲作り&仮録音、古筝曲、…、 土岐英史(Sax)さんのレコーディングもありました。 あっ!胃カメラ飲んだりもしました(結果:異常なし)。 こんなに忙しくとも、すこぶる気分が良い。 スタジオや譜面書きに忙しい時って、ライブに出かけるのが嬉しくなる。 笑顔で迎えてくれる店スタッフ、 お客様の表情、共演者のプレイ、 いっぱいエネルギーもらえます。 ここ数日は他県遠方からも多数聞きに来ていただきまして、ほんとにありがとうございます。 キューバ国立現代舞踊団第一ソリストのナルシソさんNarciso Medinaも来てくれました。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~narciso-cubadanza/es/index.html 私のダンスの先生の先生。 共演するかも! キャホー! (って私は踊らないですよ、音楽です) 舞踏とのコラボはまたあらためて書きます。 ソロベースライブ、 そろそろ日程決めるか。
『今日も元気だ!ライブがうまい!』
もうすぐツアー。 ライブが続きますが、旅先って意外と時間が作れます。 運転しないから演奏後の一杯も飲める! 紅日記も書きます。 アフリカ編に続けてアジア編を書こうかと。 Asian Fantasy Orchestra のことなど。思い出話ですが。 その次にキューバ編。そして日本へ戻ろうかな。 膨大な写真は既に管理人さんに預けてあります。 アジアン・ビューティとのツーショットとか? 掲載許可がおりればね。
ああ長文失礼。 働きバチ、働きバチ。 メリハリ、メリハリ。 中牟礼さん、ありがとうございました。 至福のステージ。 まだ興奮してて寝られないですよ。
巨大カブトムシ出現!
(2008.3.7[Fri])
昨日、北鎌倉から鎌倉へ向かう道をウッドベースを背負って自転車で走り去った若者、 やめなさい!(笑) 車もスピード出す時間帯に危ないですよ。 私のHPには似た光景が表示されますが、あれは私ではありませんから。 ありえない構図、 実際にやっているとは!? 神戸の弟子も自転車で運んでいると聞いたし、 えっ?もしかして私のHPの影響? んなわけないでしょうが、やめましょう。 巨大カブトムシが自転車に乗って走り去った…カフカな光景。
街なかでウッドベースを持っている人と会ったら、どうか皆さんお願いします、 ご迷惑もかけているでしょうがご理解を、 そして愛の眼差しを。 大きな荷物を運ぶ引越屋としてではなく、 アーティストを見る眼差しで。 できれば「素敵ね」なんて声をかけていただけると、もう日々の苦労がいっぺんにバラ色に。 演奏も運搬も大変な楽器なんです。 ドイツのケルンという町で、道に出て迎えの車を待っていたら、 お婆ちゃんが大ハシャギしながら近づいてきて一緒に運んでくれようとするんです。 ヨーロッパは芸術(家)に対する理解・リスペクトが強いのでしょうか。 ドイツ語だから全くわからなかったのですが、 私にはお婆ちゃんが、 「オーケストラの中で一番好きな楽器はベースだよ!」 と言ってくれているように聞こえました。(ニコッ)
fus(フス)ドルフィ
(2008.3.5[Wed])
困った、、、 fus(フス)が好評で。 次回ドルフィ6/22(日曜)に決まりました。 井上さぁ〜ん。。。
訃報
(2008.3.1[Sat])
サックス奏者で、東京ユニオンオーケストラのリーダーであった高橋達也さんが2月29日お亡くなりになりました。 共演の機会は多くありませんが、いつも会うと「紅ヤン、紅ヤン」と優しい笑顔で可愛がってくださいました。 特に思い出すのは、 長野冬季オリンピックでゲレンデ特設ステージでコンサートしたこと。 そして、高橋さんが中心になって続けてきた下丸子ジャズ倶楽部コンサート。 先月久しぶりに出演しましたが、その日のメンバーで通算千人目の出演者を越えたと聞きました。 ジャズファン以外の方も多数ご来場いただき、常連さんも増え続けているのは高橋さんの理想とお人柄のおかげのように思います。 ビッグバンド全盛時代を作り、後継者も数多く輩出した偉大なリーダーに敬意を表しお別れしたいと思います。 ありがとうございました。合掌。
高橋達也さんのHP http://www.delf.jp/takahashi_tatsuya/
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