坂井紅介/Benisuke Sakai
2012年01月
「ねがい」2012  (2012.1.17[Tue])

可愛い素敵な絵でしょ?

山口県周南市の、
田辺史寛さんの作品、
「ねがい」2012です。

昨年末のコンサートポスターをデザインしていただいたのがご縁で、
これは「はがき絵」。
見た瞬間に心洗われ救われました。

紅日記に載せたくて、
田辺さんと話しました。

「毎年干支の絵を描いていますが、
物語に出てくるような、イメージで描くようにしています。
この絵のこどもが渡す水晶玉は、
青い地球・命を水神の龍に託すイメージです。
去年は天災により悲しい年になりましたが、
今年の龍には天からも守ってもらいたいものです。」


2011年は、
震災があり、
その後、ミュージシャンとファンの訃報が続きました。
正直、キツかったです。

気持ちを引っ張り上げてくれたのは、
行動力ある仲間や、
若い人達の力、
出会った人々、
応援して下さるかたがた、
そして、故人お一方お一方の音楽でありお人柄でした。

自分も精一杯音楽しよう。
いろいろな場面で、こちらが力をいただきました。

託されたことがあります。
夢があります。
できることがあり、
感謝されることがあります。
ありがたいです。


震災以降、命を大切に感じています。
目を疑った光景と無力感。
自然は脅威でもありますが、
命を育み、
自然無しで私達は生きていけません。
絶対安全なものなんて存在しないとは思いますが、
放射能で汚染された自然は地球規模で元に戻りません。
子供や孫や未来の地球にツケを残して
今だけを享受するのは大人のすることではないと思います。

便利さや物の豊かさを追い求めて
このまま自然破壊を続けるのは愚かなことだとみんなが知っているのに、
社会が変わらないのは何故?
みんなで声上げていけば少しずつ変わるかな?

今日で阪神淡路大震災から17年になります。
政治家はあの震災から何も学んでいないのでしょう。
政党間で争う前に、
神戸のかたの経験と後悔を生かし
助言をもらう真摯さが必要でした。

被災地の復旧・復興は大幅に遅れています。
避難先や仮設住宅でクリスマスや年越しをされた方々の切なさや、
手塩にかけた作物や家畜が放射能で汚染されゴミのように扱われる悔しさを思うと、
ビジョンとスピードのない政治にイラつきます。
長引けば体力気力を失います。

家族を亡くし、家も職も町すら無い。
新生活をと言われたって見通しは立たないですよ。
振り返っても先を思っても涙が出る。
希望を失っている人は以前より増えているという感想を聞きます。

そんな時、仮設の商店街でも出来れば
以前のつながりを取り戻せる。
でも、いずれ壊す仮設だと国から補助金が出ないそうです。

心ある人達は、暴動や政局争いではなく、
それぞれの支援をしています。
現地入りボランティアの他にも、
たくさんのネットワークやプロジェクトが組まれ、活動しています。
できることがあります。
どこに居ても支援できる体制がもっと増えればいい。

そして、
元気と笑顔は貴い支援物資です。

応援されている、一人じゃないんだ、っていう気持ちは誰だって力になりますよ。
日常も非常時も、
人と人のつながりが力を持つんだと感じました。
隣人に優しく接するだけでも、
まわりに広がっていくと信じます。

政治を動かすネットワーク作り。
人や自然と共に安心して暮らせる幸福感。
良い社会にするぞー!
これもハングリー精神です。
支援する側が落ち込んでる暇はありません。

触れ合えたら温かいし、
役に立てたら結構嬉しい。
いい人になるのは難しいけれど、
いいことだったら時々できそう。
お互いさま。

今必要とされていること、
それって、もしかしたら、今しかできないこと?
新しい出会いが古くからのご縁のように感じたり、
自分が動くほどに縁や自分の運命が近づいてくる、
初めて得た新鮮な感触です。


亡くなられた尊い命に手を合わせます。
安らかでありますように。
命を大切にし、やってみます。
心の洗浄は毎日神頼みしながら。
「ねがい」2012です。


紅日記、更新できませんでしたー
いいこと楽しいこと、いっぱいありましたが、
書けなかったー
迷い筆が多かったです。
言葉が出なかったり、
文字が気持ちに追いつかなかったり。
忙しかったり音に集中したくなったのもあります。
音がいいです、音楽聞いて下さい、
( って逃げちゃいけませんね。ブハッ!)
奮起して書こうとは思っていますので、
長い目で見て下さい。
ありがとうございます!

昨年は応援いただき、
ありがとうございました。
皆様のおかげです。
大切に音楽していきますので、
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。


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