坂井紅介/Benisuke Sakai
2011年04月
東日本大震災  (2011.4.11[Mon])

被災された皆様に心よりお見舞いを申しあげます。

安否を確認できないご家族の気持ちを思うと、
祈ります。


被災された方々の頑張りや、
苦境にあっても思いやりを失わない姿、
子供達の笑顔、
救援や復旧に立ち向かう人々、
支援を呼びかける若いスポーツ選手、
この国の人達は、
なんと優秀で、ちゃんとしていて、素敵なんでしょう。
ステージで演奏に心込めていて、
音楽の力や、皆さんの温もりに、
私が元気をいただいています。

「人へのやさしさや思いやりが
地球のあちこちで小さな奇跡を起こし続けている。」
(毎日新聞4/1朝刊)

ボランティアもかなり動けるようになり、
被災地に住む友人達とともに、入る報告の中には言葉を失うものもありますが、
新しいネットワークは生まれています。
世界中でチャリティも。

ブラジルのシンガーソングライター、イヴァン・リンスさんが、
「上を向いて歩こう!」を歌ってくれたのは、震災後すぐでした。
http://t.co/9XdXvZA


歴史の教科書に載る時を、生きています。
一つ一つ、できることを実行したり見直したりするなかで、
目覚めたり、芽生えたり、
あの日以降感じ始めたことを大切にしていきたい。
それが、深い悲しみを癒す供養にもつながると思うから。


知人の学者さんが教えてくれたのですが、
「YouTube  大前研一」と検索すると、
今回の原発事故を解説した講座が出てきます。
支持して紹介しているのではなく、
知人も「私は原発反対なので、支持しているのではないが、
明快な論が出てくる」
と勧めてくれたものです。
「独自の意見だ」と反論する人達もいます。
私は考える材料をもらいました。

原発、東電、国政の復興ビジョン、
人災は無くすべきです。


今までどおりの生活を宣言する人もいます。
「いつもの店で呑める幸せ、
もう一杯注文する経済貢献。」

今できること、次にしたいこと、
エンドレスでできること。


音楽の力を信じています。
心に届くように。
みんな願っています。
ジャズクラブには愛が溢れています。


素敵なメールが先週に届きました。
私一人の宝物にするのはもったいないので、
ここで紹介しますね。

「市が主催している支援物資の受付・梱包のボランティアに数日参加してきました。
高校生〜ご年配の方、幅広い年齢の方がいて、
ボランティアリーダーは大学生の学生さんでした。
″東北頑張れ”
みんな同じ思いで作業していました。
正直あまり人を信用しない私には
こんなにも優しい気持ちを持った人が沢山いらっしゃるのが嬉しくて
作業は大変でしたが、とても気持ちのいい日々を過ごしていました。
長期的な支援が必要になる。と役所の人が言っていました。
またボランティアに参加しようと思っています。
私の中で、他に優しい気持ちで接する
心に少しずつ変わっている感じが
しています。」

今年の夏は、休みを取ってボランティアに参加する人が多いと予測されるそうです。
活動範囲も広がり、必要とされる作業種も増えるはず。
事故がないように気をつけて下さいね。


わたくしごとですが、
母のための医薬品が震災後、手に入らなくなりました。
仙台の工場で製品化されていたそうです。
農作物や海産物。
電気だって福島の方達のお世話になっていたわけですね。

震災前からつながっていた。
一人の幸せなんてありえない。
人がいて、物があり心があり、縁があるから幸せになれる。

長い道のり、
今の気持ちを持ち続けて、
疲れや無力感から脱してくれる仲間がいます。
みんなで前向いていたいと思います。
よろしくお願いします。

あの日から一ヶ月。
手を合わせます。
倒れた桜から蕾が色づいているそうです。
合掌。


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